自家焙煎の店ふかい珈琲

インドネシアミッション。その壱。

産地訪問。

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インドネシア スマトラ島のシディカランにあるワハナ農園に行って来ました。まずは農園のプロフィールからどうぞ!

2005年にインドネシア最大手のサリマクムール社によって設立。これまでにないマンデリンを作りたい。雨の影響を受けないコーヒーをと一念発起。彼らが農園建設に選んだ土地は、マンデリン第2位の生産エリアであるシディカラン。トバ湖北西に位置し、トバ湖エリアの中でも最も標高が高く、十分な降雨量も確保できる地域。しかし、インドネシアでは収穫期と雨季が重なる為、スマトラ式以外のプロセスでの栽培は困難であった。サリマクムール社は、それを打開すべく、農園内に大型の屋内精製工場を建設した。これにより、ウォッシュト・ナチュラル・ハニー・スマトラなどさまざまな精製方法での珈琲生産が可能となった。ワハナ農園は、こらまで特別視されていたマンデリンの枠を超えた珈琲を世界へ発信している。

↑と、珈琲関係者かマニア以外の方にはイマイチ分かりにくい言葉で書かれています。簡単にいうと、「美味しい珈琲つくるで!」という事ですが、せっかくなので、店主のない知識を振り絞り分かり易く書いてみます↓

通常のマンデリン(北スマトラ島で栽培されたアラビカ種、一部地域を除く)は収穫期にすぐに雨が降るんで、降ってへん間に素早く豆を乾さないといけません。ということで、より乾きやすいように早い段階で皮を剥いて生豆の状態で乾かしています。これがマンデリン特有の風味を生み出しています。当店取扱いのブルーリントンもこの乾かし方です。もちろんこれはこれで美味しいんですが、もっと違う状態で乾かして違う風味(珈琲は乾かす状態が変わると全然違う風味になります)を作りましょうと、サリマクムール社はワハナ農園を作った。こんな感じでしょうか?

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屋根を作ったんで果肉をつけたまま乾かせてます。(これは小さい農家さんが持ち込んだやつで、色んな色の豆が混ざってるんで多分あんまりグレード高くないやつやと思いますが・・・ワハナ農園では農家さんから豆を買い取りその後の処理もされています。)

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ある程度乾かしてからドライヤーと言う機械で乾かします。

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こんな巨大な機会がどどーんと。

規模のでっかいでっかい素敵な農園に行ってきました。

つづく。