自家焙煎の店ふかい珈琲

ホンジュラス2020~レンピラ訪問~

産地訪問。

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グァテマラのお隣の国ホンジュラス。

まずはコーヒープラネット社の巨大な倉庫の見学から始まる。

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その後カッピングルームへ。

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この後、訪問させてもらうカモテラ農園の豆もあり、クリーンなカップで気持ちが上がる。

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この日の為に用意した登山靴に履き替え、いざカモテラ農園へ。

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日頃の運動不足から、息が上がるも到着。

珈琲と真摯に向き合う農園主ミゲルエンジェルさんの笑顔を見て、「遠い国まで来て良かった。」と心から思った。

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カモテラ農園のパルパー(これで皮や実を剥ぐ)

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実を剥いでもまだヌメッとしているので、水に浸けておくことでヌメリ(ミューシレ-ジ)も除去する。

ここまでした状態(まだ皮一枚被ってる)で乾燥させることを「ウオッシュド」と呼ぶ。

ちなみに、ヌメリのあるまま乾燥させるプロセスは「ハニー」とか「パルプドナチュラル」とかになります。お国により呼び方が違ったり、ミューシレージの残り具合によったり、色々な呼び方があるようです。

「ナチュラル」は何も除去せず、実のまま乾燥させたものになります。

同じ豆でも、プロセスが違えば風味も変わります。

どのプロセスが優れているかとかはないと思いますが、その土地や環境に合ったプロセスで、一つ一つの仕事を手を抜かず丁寧にこなせば良質な珈琲になる可能性が高いのではないでしょうか。

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乾燥はビニールハウスの中で行われていた。

丁寧な仕事をしているのが、見て取れる。

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精製所を見せてもらっていると「この上も農園だから、案内するよ。」とさらに上まで登る。

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赤く熟した実はカツアイという品種。

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黄色くなるカツアイ。

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甘い。

この珈琲が収穫、精製、輸出作業等経て、船で1ヶ月以上かけ遠い遠い日本までやって来るのかと思うと、愛おしくなる。

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「農園内の標高の高い場所の出来の良い豆は、毎年足を運んでくれるマツモトコーヒーさん(当店生豆仕入れ先)や住商さん用にまわしている。」とミゲルさんは言う。

毎年継続的に良い豆を仕入れる秘訣は、農園の方と信頼関係を築くこと。

改めてそう思うのでした。

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その後、山を下りミゲルエンジェルさんのお宅に招かれ、昼食をご馳走になりました。

ご自宅に飾ってあったカップオブエクセレンス表彰楯。流石です!

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素敵な素敵なご家族。お世話になりありがとうございました。

ホンジュラスは以上。

 

 

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今回の旅は移動、移動、移動でした。

グァテマラの車移動の途中で、「ちょっと寄り道して太平洋を見に行こう。」とチャンペリコという所に連れて行ってくださった。

「昔はこの港から筏に珈琲豆を乗せ、沖に停泊したタンカーに運んだんだよ。」と。

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そう話してくださったのは、40年グァテマラに住むナカドイさん。

移動中の車中で、珈琲のことはもちろんですが、グァテマラのことについて沢山沢山お話をうかがうことができ、移動中も大変有意義な時間を過ごせました。

今回の旅は、

グァテマラを知り尽くす男 ナカドイさん。

信頼する生豆バイヤー マツモトコーヒーのシンゴさん。

世界を飛び回る住商の若き珈琲マン ミヤガキさん。

グァテマラの山道を駆け抜けるドライバー ホセさん。

本当に貴重な時間を過ごすことができました。

ご一緒させてくださり本当にありがとうございました。

ふかい珈琲 沢埜