自家焙煎の店ふかい珈琲

5周年を迎えて。

お店のこと

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ふかい珈琲はこの11月で節目の5周年を迎えることができました。

この5年間でたくさんの方にご来店いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。

次は10年を目標に営業してまいりますので引き続き、ご贔屓くださりますようお願い致します。

5年間ふかい珈琲として営業する中、開店当初は「美味しい珈琲」をご提供できるようそれだけを考え仕事をしてきました。

私が美味しい珈琲を提供すればお客様は喜んでくれると信じ、「これは美味しい酸味ですから。」と今思えばナンセンスな事を言ってたなと反省しています(汗)

もちろん良い珈琲には良い酸味があり、その良い酸味を美味しいと思う方もたくさんいる反面その酸味が少ないほうが良いと言うお客様もたくさん。

今では、お客様1人1人の好みを把握しそのお客様にあった珈琲をご紹介することを第一に考えています。

それと現在サードウェーブというコーヒーブームもあり、高品質の珈琲を浅く焙煎し豆本来の風味や個性を楽しむことが流行して、一昔前より深煎り珈琲の居場所が少なくなっているように思います。

中には高品質豆を深煎りにするのは「せっかくの豆をダメにする」と声も聞こえてきたりと、高品質豆の深煎り珈琲は賛否両論です。

私も個人的には浅煎りの珈琲は大好きですし、深煎り珈琲も大好きですのでお店ではどちらも取り揃えています。

当店では、高品質豆を深煎りにしている為「深煎りするならこんな良い豆使わんでもええ。」とおっしゃる方もいるかと思いますが、「良い珈琲豆」やからこそ良い深煎り珈琲になると思います。

また、この5年の間に産地に行く機会をいただき、実際に生産されている方々にお会いすることで「良い珈琲豆」とは何かと思うようになりました。

もちろん品質が良いことは前提ですが、生産者がどういう思いで作ってるか、良い珈琲を作った生産者にはそれに見合った対価が支払われているかとかも「良い珈琲豆」である為の大切な要素だと感じています。

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まだまだ生産者は弱い立場で貧しい方が多く、働きに見合った分の収入が得られていない現状があるようです・・・

当店はまだまだ豆の販売量も少なく超微力ではありますが、これからも信頼できる生産者さんから信頼できる生豆業者さんを通して「良い珈琲豆」を仕入れ販売することで、少しでもお力添えできればと思います。